韓国語と朝鮮語で使うハングルの歴史

朝鮮語は北朝鮮と韓国の公用語です。北部では「チョソンマル」、韓国では「ハンググマル」と呼ばれています。世界中に約8000万人の韓国語ネイティブスピーカーがいます。5,000万人が韓国、2,500万人が北朝鮮、250万人が中国から来ています。日本、ロシア、米国にもかなりの韓国語を話すコミュニティがあるとされています。

漢字を覚えきれなかった朝鮮人

遠い昔、朝鮮人は日本語と同じように、漢字との混合で書かいていました。しかし、漢字は複雑であり、漢字を学ぶには困難で費用がかかりました。金持ちで特権のある人だけがこの教育を受けることがで、多くの庶民は識字率が低く言葉で伝えていました。文章が読めない人が多く困った為に作ったのがハングルです。

世宗大王が韓国版アルファベットを作った

ハングルは、1440年頃に朝鮮王朝 第4代王の世宗大王(セジョンテワン)によって、「みんなが分かる文字を作るぞ」ってことで作られました。韓国語(朝鮮語)はすべてこのハングルで表現でき、ハングルさえ知っていれば、意味は分からなくても読むことはできるという、非常に便利な文字なのです。

日本がハングルを禁止した?

1910年から1945年の間、朝鮮と日本は同じ国でした。同じ国なので日本人は日本語を使ってもらいたいと長期計画を持っていました。しかし、日本語習得は難しいのでハングルをそのまま教える事にしました。これが日本の言い分ですが、韓国では違います。

日本人は日本語で朝鮮を支配するように、学校で日本語を強制し朝鮮の新聞を禁止した。しかし、ハングルはとても優れていたために生き残ったとなっています。

漢字を禁止

ハングルは、世界で最も優れた文字いうのが韓国人の認識となったからという理由と、日本の統治時代を想起させるとして漢字表記を廃止する動きが加速し、1970年に漢字廃止宣言されました。現在では、新聞の一部表記を除き、韓国社会において漢字はほとんど姿を消しています。

日本でも漢字廃止論が本格的に起こったのは、幕末期においてのこと。しかし、漢字は歴史と関係が深い為、漢字を捨てることはしなかった。逆に韓国は捨てる選択をしたため、多くの人が歴史を遡ることが出来なくなっています。現在の韓国及び北朝鮮は、「ひらがな」のみの文章と同じものを読んでいます。

韓国では、国内で使われている日本語を韓国語に置き換える運動なども盛んに行い。世界に対しても普及した日本語を韓国語に置き換えるように展開しています。

漢字復活論

韓国の国会議員10人が、「小中学校教育法修正案」を提出し、学校の教科書で漢字も表記することを求めたというニュースがあった。漢字不使用により同音異義語の意味が難解になった弊害があるのだろう。

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